起業すると、先に成功されている先輩起業家にお会いすることが多々あるかと思います。
先輩に憧れて同じ内容を伝える講師になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でもある日ふと、
「なんか違うかもしれない・・・」
「この人、こんなこと言う人だったの?」
「あれ?実際会うとけっこうイメージとかけ離れてる?」
そんな自分の感情に気づいた時、「いやいや私間違ってる」「でも何、この胸の引っかかり」とざわつくことありませんか?
尊敬していた先輩起業家に対してなんか違うと感じて、自分が混乱したらどうしたらいいのか。今回はそんな内容をお伝えします。
女性起業の悩み…中々人に相談しづらい
キラキラ輝いて見える毎日の投稿。講座に参加して感じるオーラ。確かな実績。憧れや目標の人に対する気持ちって恋に似ているのかもしれません。
毎日、尊敬する、目標とする先輩のSNSをチェックし、動向や文章、写真やマインドまでモデリングすることで、成果につながること
よく聞く方法の一つです。
でもふとしたきっかけで、感じた違和感。
「うまく言えないけど何か違う」「これって都合よくつかわれてる?」「もしかしてすごい冷たいのかも…」
その相手が特に接点のない人だったらさらっと離れることも簡単で
しかし、公私ともに交流がある人だったらなかなかそうもいきません。
今まで飛んできた指示は喜んで受けていたし
無償でその人のために動くことも多々
ずっと応援してきて紹介してきて
・・・そんな自分に罪悪感感じること。そして、それを周りに話せない。
なぜなら、まわりはみんなその人に対してそう思っていないだろうし、そんな話聞かされてもいい気分にならないのではないんじゃないか。
自分が未熟なのだろうかとか
いやいや、疲れてるだけだ とか
自分の感情に気づかなかったことにしよう
ぐるぐる思考のループが止まらない・・・。
私には過去、目標にしていた人にそういう感情を持つことがあり随分悩みました。
目標にしていた人のようになりたくて学んできたのにこの違和感は
憧れたままでいさせてほしい
本当の思いに気づかなければ続けられるから
そんな自分の気持ちに気づいた時、なにやってんだろうって思考の沼に陥りました。
でも、時間がかかりましたが、自分へのある「問いかけ」でこの沼を抜け出すことができたんです。
本当の自分の気持ちに気づくきっかけに
その問いかけは3つあります。
1つ目
「私はどういう人と付き合いたいの?」
2つ目
「自分には選ぶ権利はあるんだよ」
3つ目
「お互いOKなの?」
この3つを自分に聞いて書いてみたら、現実と理想が大きくかけ離れていることに気づき、
もう自分の気持ちを無視するのはやめよう
やっとそう思えたんです。
①「私はどういう人と付き合いたいの?」
そう問いに書いて紙に書いていくと出てきた言葉は「気持ちよく過ごせる人と付き合いたい」。
どちらかが上とか下とか、我慢とか犠牲とかそんな感情でつきあうのはしんどい、と。
②「自分には選ぶ権利がある」
先輩のいうことはイエスかはいということを教えられて、実際にやってみたら結果がついてきたけれど、すっごく楽しくない作業の連続で。
「やらなくてもいい」という選択肢があることすら忘れていたことに気づきました。
③「お互いOKなの?」
先輩が売れることで門下生が売れると言われ、とにかく応援してきたけれど、「お互いOKなの?」という問いで、先輩の車輪の1つに過ぎなかったことに気づいたんですね。
自分が売れてなかったから、
売れてないから指示に従うのは仕方ないんだと。
今思えば依存してたんです
自分で考えることをしてこなかった。
「断っていい」
初めてそう思えた時、ものすごく視界が開けた気分になりました。
私がやらなくても誰かが飛び降りるわけじゃない。
断った後は指示出した人が考えればいい。
私の問題では、ないのだから。
実際にいろんなことを断った時、なにか言ってきた人はたった一人でした。
言ってきた人はなぜ断ったのか全く理解ができず、激しくぶつかることになり結果、ご縁が途切れました。おかげでストレスが激減しました。
何に時間を使いたいですか?
なぜ片付けの講師がこんな話をするかというと、集客と同じくらい起業すると悩むのは、人間関係だからです。
必要以上に悩みや迷いを持つと、自分の貴重な時間はどんどん過ぎて行ってしまいます。
心を整える軸の一つとして、このような問いかけをいくつかもつことで、心の部屋が一時的に乱れてもいつも通りの穏やかな気持ちに戻れること
回復力、ということにも繋がるのかなと思います。
もし今、またはこれから同じように悩むことがあったなら、
「私はどういう人と付き合いたいの?」
「自分には選ぶ権利があるんだよ」
「お互いOKなの?」
と自分に聞いてみてください。
あなたの喜ぶことを分かち合える人と、これからもご縁がつながることを願って。