未曽有の状況の中、私に起こったことは、「停止」でした。
起業のあらゆることをストップするという事態になり、今までとこれからを考える日々。いろな自分と向き合う時間のなかで、静かに起こった変化がありました。
目次
耳に異変が起こる
3月下旬から左耳の調子がなんか悪く感じていました。耳鳴りや聞こえづらさ、時々ちくっとする痛み、なにかあるようなうまく言えないけど、ある「違和感」。
耳鼻科で検査したところ、左以上に右耳の方が悪くなっていることがわかりました。診断は「低音障害型感音性難聴」。
以前から左耳の調子はあまりよくなかったのですが、問題なかった右耳迄悪くなっていたことにものすごいショックを受けました。
このご時世、オンラインで対応できないのは講師業として致命的です。
講座もセッションもできない。
どうしたものか、と悩んでいた時、友人から話を聞くよ、と声をかけられオンラインで話を聞いてもらい一つの結論に至りました。
「休もう」
とにかく今は、体に支障がでている以上「生産中止」レベルなんだということを体が身をもって教えてくれてるんだと。
メルマガで活動中止の旨を配信し、今までほぼ毎日欠かさず投稿していたSNSの発信も一切やめてみることにしました。
やらない自分に無力感
思っていた以上に疲れていたようで、毎週書いていた手帳2冊を押し入れにつっこみ(;´∀｀)
ほぼ毎日投稿していたFacebook、ブログ投稿もほとんど行わず、オンラインのお誘いもすべて断り
「無動」状態で、4月を過ごしていました。
講師業の方は同じ状況だと思うのですが、オンラインでの開催のみとなり今後の方向性など考えると思考停止になる、そんなことも多いと思います。
私が住む愛知県長久手市も五月末までの休校が決定しており再開の目途は立っていません。
私自身が活動できていないのに情報配信することに意味があるのだろうか
何もできてない
何もやれてない
そんな無力感でいっぱいになりました。
立ち上がるきっかけ
ひたすら寝て
ご飯を作って
本を読んで
そんな風に過ごしていたある日、1通のお手紙が届いたんです。
2月に片付け講座の放送下さった東海テレビさんでお世話になった担当の方からでした。
数日前に取材のお礼と近況を兼ねてメールしたのちに届いたお手紙。
色んな最前線で頑張っている人がいますが、報道の方も同様。
視聴者のみなさんに届ける使命感で毎日を過ごしています、とのこと。
お花見がほとんどできなかったから郵便さんのお力をお借りして桜の便せんをお届けします、と。
一枚の便箋に、直筆の文字。
切手も桜。
こんな風にそっと応援してくれる人がいて、ぽろぽろと涙が止まらなくてですね…
あたたかくて、嬉しくて
何にもしてないけど
何にもできてないけど
何にもできてないけど
こんな応援の仕方もあるんだなって
そして、思い出しました。
私が起業を始めた時のこと。
「困ってるお母さんを応援したい」
実績も知名度もなんもないただの一主婦がただただ片付けに困ってる人に、もっと楽に生きることができるよっていうその想いだけだったこと。
起業１年目の頃
東海テレビの方が送ってくれたお手紙のように
発信を通じてあたたかい気持ちをお届けしたい。
そんな、原点に返った日々となりました。
何もしない日々から感じたこと
「休んでいい」と自分に許せたことで、いろんな自分の負荷を手放す機会になり、本当にやりたいことってなんだろうと改めて考える機会にもなりました。
現実に向き合うって、結構エネルギーいるじゃないですか。
ずっと寝ていると、もう寝るのも「飽きた」ってなって少しずつ復活。
マインドが健康でないと見える景色も変わるということを、実感した1か月でもありました。
環境って人に与える影響、大きいですよね
自宅が安全基地であればどんな状況にも柔軟に対応ができやすいもの。
今までできなかったことをやれる機会ととらえて、自宅の気になってる場所を掃除したり、片付けたいところを丁寧に行うことも、心の健康を取り戻すのに役に立ちました。
白湯ものんだり。
内服の成果もあり、耳の状態も大分戻りました。
「ゆっくり休んでくださいね」とメッセージを沢山いただき、いろんな人に支えられて生きていることも感じて、幸せです。
今後もほどよいペースで活動していきますので、宜しくお願いいたします(^^)
