希望者が集まったときにしか開催していない「自宅収納見学ツアー」。
こちらに参加されたから、実際見ていただくといろんなご感想や疑問質問をいただきます。
今回は、今までよく聞かれた疑問質問に対して、こちらでご紹介いたします♪
目次
探さない暮らしってどんな家?
人生で一番無駄な時間、それは、「探しものをする時間」。
とにかく探すという手間と時間を減らす仕組みを作ってきた我が家。
探さないことで、イライラするストレスが減り、家族みんなも片づけやすい暮らしになっていきました。
実際に撮影した我が家のリビングをこちらからみることができます↓
この暮らしを実際に見ていただくのが「自宅収納見学ツアー」です。
こちらに参加された方からよくいただく疑問質問はこちら。
「食器棚があんなに小さいのはなぜですか!?」
一般的な広さがあるキッチンに置かれているのは、高さ83センチの無印ユニットシェルフ。
なぜ大きい食器棚を置かないのか
ほぼ100%聞かれます。
答えは
「必要な量がこれだけでいいから」。
このシェルフで、食器棚兼キッチンカウンターを作ったのは6年前。
当時住んでいた住居で一般的な食器棚を置ける場所がなく、考えに考えた末に自作したのがきっかけでした。
当時の様子↓
はじめは家族4人分の食器やそれ以外のキッチン用品が入るか不安もありましたが、モノの厳選と、どう使うかを考えたら十分これだけで足りるという結論に達しました。
引っ越してスペースができてもこのまま持ってきて今に至ります。
食器が好きで集めたい人には無理な収納量ですが、もともと持っている食器がすべて一軍なのであるもので十分満足しています。
そう、大きいオーブンレンジも炊飯器もトースターもありません。
なくても健康です。必要な栄養素は得られているので無問題です。
キッチンには大きい食器棚、高機能なオーブンレンジって今までの広告によるイメージが大きいと思うので、これが普通だよね じゃなくて、
自分ちにとって必要なものって何?
その問いから選ばれることをおすすめします。
「学習机はどこのものを使っていますか?」
答えは
「学習机、持っていません」。
すみません、バッサリで…
なぜ学習机をもたないのか?それは、役目を終えたときにほかの場所で転用が難しく、ゴミになる確率が極めて高いこと。
そして、学習する場所は机だけじゃないと思うからです。
専用のものは、収めるものも結構絞られます。デザインも個室ならいいけれどリビングには置けないし、低学年のお子さんの机はほぼ物置になっている学習机。
自宅では、15年以上使っているシンプルな引き出しがついている机(今は中学生の子供が使用)と
無印の折り畳みテーブルを机として使っています。(写真左側)
ずっと使えるものをと考えたら、多機能じゃなくて十分。
あと、勉強は机の上だけじゃなくて、テーブルでも床でも階段でもどこでもできます。
本人がやりたいと思ったらすぐ取り掛かれる環境を作ることに注力しているので、箱は正直なんでもいいです。
食器棚といい学習机といい、ないのが信じられない…
という表情をされる方が多いのですが、それも大分企業の広告イメージが入ってるからだろうなと。(2回目)
目の前の壁に何もないほうが、集中力おちなくていいですよ。子供も大人(私)も。
「なぜおもちゃが散らばってないの?」
その答えは
「おもちゃが帰る場所と時間を決めているから」
レゴやラキューが床にあって踏むと痛いって、子供部屋あるあるでしょうか。
でも踏まれるおもちゃも痛いと思うんですよ。言わないだけで「殺す気か!」って思ってるかも。(トイストーリー的に)
目いっぱい遊んだらおもちゃも家に帰ります
え?戻さないの?
冷たい床であなたは眠れる?
冷たい床であなたは眠れる?
日中荒れても、寝る前に床に落ちているものを全部元の場所にもどします。
戻せないのは必ず理由があるので、使う主役(子供)に聞いてみます。
決してできないことを責めるのではなく、何がハードルになっているのかそこが分かれば、仕組みを変えるだけでいい。
たまに、「片付けは母の仕事だから」と母が思っていると、子供も片づけることがなくなるので母は片付かない空間にうんざり片づける労力にぐったり、子供は片づけ方を知らないので生活能力が伸びない
そんな負のループが起こります。
もう令和です。使う人が片づける時代です。使う人に合った片づけ方を考えてみましょう。
「無駄なものがないのはなぜ?」
その答えは
「なぜ無駄だとわかっているものをとっているのですか?」
またもや直球ですみません…
無駄だよね、と思われていてそのまま放置されているって、自分がその立場だったら本当もうマジで手放してって思うんですよ。
「自分がどう人と付き合っていきたいか」それがモノとの付き合いにも活きていて、
丁寧に人に接したい
好きじゃない人にエネルギー持ってかれたくない
付き合いで嫌々付き合うのやめたい
そう思っているので、目の前のモノに対しても同じ気持ちでいます。
「全部必要なものだから」そう思って沢山のものに囲まれていたけれど、いつも探すことにイライラして出てこないからまた買って使途不明金がすごく増えて、持っているものを生かしきれないそんな自分にも自己嫌悪でした。
最初から「本当に必要でこれがないと生活が成り立たない」レベルのモノで揃えると、実はそんなに数多くなくていいことに気づきます。
人生で大事なものがそんなにないのと同じ。そして、覚えていられないから、覚えていられる量で大事にお付き合いしたい。そう思うのです。
人生で大事にしたいことは人それぞれ。
ご家庭それぞれの最適解をみつけること。もしそれが見つからないなら片付けのプロにぜひお願いしてください。一人で悩まなくて大丈夫。
片付けがうまくいかないのは能力のせいではなく、うまくいく方法を知らなかっただけ。
思い込みが外れてふっと肩の力が抜ける そんなきっかけになりましたら嬉しいです。