「いっぱいで入らない＆使いづらい」衛生士用ワゴンを整理整頓する3つのポイント

普段使っている歯科衛生士さんのワゴンが、

「使う物を入れているはずなのに使いづらいんです」

「すでにいっぱいで他のものが入らないんです」

といったお悩みを伺うことは少なくありません。

必要なものを入れているはずなのに、なぜ使いづらい状況になるのでしょうか。

今回はその解決策と実例をご紹介します。

同じような悩みがある歯科関係者の方はぜひ最後までご覧ください。

使いづらいワゴンになる原因とは？

普段使っているワゴンが使いづらくなる原因は、次のことが考えられます。

詳しく説明していきますね。

必要以上の量を入れている

ワゴンは限られたスペースの中に、使用頻度が高いものを収めていく必要があります。

診療でよく使う物が収められているのはいいことなのですが、

人によって「診療中に欠品になると大変」と必要以上の量を入れることがあります。

「なくなったので取ってきます」という状況を起こさないことも大事ですが、量が多いことで出しづらく戻しにくいことにもつながってしまうのです。

収納用品が合っていない

いろんな種類、形状がある歯科用品。

元々入っていた箱をそのまま使えればいいのですが、ワゴン内で収納するには、場所を取ったり高さがあったりで使いにくいことも少なくありません。

また、頂きもののお菓子の箱や缶を再利用されている所もありますが、明らかにお菓子のパッケージだとわかると、患者側から見ると「ちょっと見た目がアレだなぁ…」と感じてしまうこともあります。

不要なものが整理されていない

ワゴンを使い始めるときに入れた使用物品。

物品を入れたときにはその時必要だったものが、1～2年で使われなくなることも多々あります。

使われなくなったものがそのまま残って都度補充されてしまうと、新しいものを入れるスペースがないため困る状況になります。

使いやすくなるワゴンにするための3つのポイント

ではどのようにしたら、使いやすいワゴンになるのでしょうか？

ポイントは以下の3つです。

定数管理をする

人によって「これだけあれば大丈夫」という感覚で入れるのではなく、

１日で使う数＋予備分を数字として出して表示

します。

具体的な数字が表示されることで、

といった利点を感じられるようになります。

特に不特定多数で同じ場所を共有する場合は「定数管理」は大変有効です。

使いやすい収納用品に替える

出し入れしにくい箱やお菓子の箱など、見た目が統一されていないものから、

色と質感を揃えた収納用品に変更する

ことを検討してみましょう。

具体的には、透明なアクリルケースや小物入れなどで使いやすいものに替えてみます。

これらのものは百均で揃うことが多いです。

安価でも、見た目も使いやすさも叶う収納に変化しますよ。

定期的に入っている物品を見直す

ワゴンが来た時に入れた必要なものが、１～2年で大きく変わることも多々あります。

定期的にワゴン内の物品を使用頻度で整理する

ことで、今の診療にフィットした必要なものがすぐに出し入れできる快適なワゴンになります。

例えると、「良く売れるもの」を「すぐ出せる場所に配置」する新幹線のワゴン販売と同じです。

売れ筋は季節や世の中の流れで変わるもの。

衛生士さんのワゴンもぜひ最適化されてみてください。

衛生士さんのワゴンのビフォーアフター

こちらは以前、歯科片付けサポートに入りました現場の実例となります。

先のポイントをお伝えして、衛生士さん自ら整られたワゴンです。

ワゴン内に余裕が生まれて、見た目もスッキリ！

職場の片付けの必要性とは

 職場の片付けは歯の定期健診の必要性と同じ

一度きれいにしても、日々少しずつ不要なものがたまっていくもの。

口腔内も職場も同じことが言えます。

「綺麗にする」と日を決めて、職場の一斉見直しを習慣化されてみてはいかがでしょうか。

おわりに

いかがでしたか？

今回は「衛生士用ワゴンを整理整頓する3つのポイント」についてお伝えいたしました。

今回お伝えしたポイントが、使いやすいワゴンへと変わる機会になりましたら幸いです。

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