毎日働いている職場やオフィスが「どこにモノがあるかわからない」「なんか使いづらい」「必要なものが遠い場所にある」そんなお悩みがあるとしたら、ものすごく働きづらいのではないでしょうか。
今回、そんなお悩みがある歯科クリニックに片付け研修・サポートに入り、職場環境の最適化を行った様子をご紹介します。
どんな変化が起こったのか、乞うご期待!
歯科医院への片付けサポートの経緯
数年来、親しくさせいただいている歯科医師の太田侑佳先生。以前防災のコラボセミナーをご一緒させていただきました。
10月のある日、侑佳先生から「一度クリニックを見てくれませんか。ものすごく使いづらくて。」とメッセージをいただきまして10月下旬にヒアリングで現場入りしました。
伺ったのはこちら。
愛知県安城市にある せきれい歯科クリニック様 です。
開院して2年目の清潔感あふれるクリニック。きびきびと働くスタッフさん、患者様からの信頼も厚い人気の歯科医院。
でも、使用物品があちこちに分散していたり、コロナの影響で在庫を多く抱えてこれまた分散、落下の危険もありスタッフさんからも物品の場所がわかりづらいとのこと。
時間があったので一か所だけ片付けた場所がこちら↓
翌日クリニックの環境整備の提案スライドを作成し、侑佳先生に送りまして「スタッフに片付け研修したのち実際に片付ける」ということが決まったのでした。
片付け研修の様子
当日、院長をはじめスタッフさんへ片付け研修を1時間で行います。
研修の始めは「片付けられない」「できるかわからない」そんな不安そうだった表情がスタッフさんから見られましたが
ワーク中に出てくる「この場所で使うモノはここにない」「ここで使わないモノがある」「全然使えてない場所がある」そんな苦笑まじりの発見もあり、リバウンドしにくい片付けの順番もインプット完了!
研修が終わると短い休憩をはさんで、3チームに分かれて、アシスタントのライフオーガナイザー®も入り、いざ片付けへ。
全集中!クリニック片付け作業の様
今回見直した場所は、
①受付裏のバックヤード ②診察室の壁面収納 ③手術室
それぞれにチームリーダーを設けてチーム3~5名に分かれて片付けます。「片付け苦手なんです」といっていた院長も代診の先生もチーム参戦。
まさに「ONE TEAM」!!
どんどんモノを出し分けて収めて、スタッフ間で「これはバックヤードで管理お願いします」「これは診察室〇番あたりでどうでしょうか」と適切な場所にモノが移動していきました。
そして今回、「防災」も意識してモノの配置をご提案させて頂きました。
終了後、片付けチームリーダーに改善ポイントを発表していただきました。
片付けが苦手だとおっしゃっていた院長自ら説明されていたり(山田の心は感涙でいっぱいでございました)
ここをこうしましたと丁寧にスタッフさんがお話されていて
仮のラベリングで、この位置でよければテプラなどで貼ってもらうことに。
やり切った達成感と「片付け、できたんだ」という嬉しい発見で、スタッフさんの表情がとてもよかったのがすごく印象的で。
一部ですがこちらを。
余白ある場所になりました!
帰宅後、侑佳先生から、2階の院長室を院長ともう一人の歯科医師と一緒に片付けてるみたいですとご連絡をいただき、これまた よもやよもや。
翌日、スタッフさんより「無駄な動きが減りました」と報告をいただきまして、スタッフ全員で一緒にできたことが今回の成功のカギだったのではと思う現場となりました。
スタッフ育成のカギ、それは「方眼ノート」。
今回の片付けプロジェクトの成功は、侑佳先生をはじめスタッフの皆さんが事前に方眼ノートのフレームを使って思考の整理をされていたこと。 お陰で最短でゴールに辿り着けました。
↑方眼ノートで書いた現状把握と目標のフレーム。この一枚ですべて視覚化できる。
どんなクリニックにしていきたいか、ここでどう働いていきたいか、そのための環境の進化ポイントは何か。
日頃からの共通理解と情報共有されていたことが、3時間という短い時間でも高い集中力で形になったと感じました。
侑佳先生は方眼ノートトレーナーでもあり、クリニックに方眼ノートを取り入れたことでスタッフ間の情報共有、コミュニケーションが劇的に改善したそうです。
このメソッドを全国の歯科医院に広めていきたいとのこと。離職率が高いことをお悩みの歯科医院の院長、ぜひこちらの導入をご検討くださいませ。(ちなみに山田も方眼ノート講座受講済みです)
改めて太田夫妻のスタッフ教育の素晴らしさを感じた現場となりました。
ご感想をいただきました
今回ご依頼いただいた太田侑佳先生より、次のようにご感想をいただきました。
クリニック=職場にお片付けのプロを呼ぶ事ははたして許されるのか?
↑
非常に抵抗がありまして明日美先生を呼ぶまでに一年ほどかかりました。
理由は3つ
①クリーンスタッフがいるのに失礼なんじゃないか?
②本来自分達でやれる事甘えているのではないか?
③片付けに費用をかけること自体有益なのか?
他に時間をかけるべきことがあるのではないか。
そもそもめんどくさい。。。
葛藤も、反対意見もありました。
4時間でしたが実際お呼びして講座からスタッフの目付きが変わり、真剣スイッチが入っていくのがわかりました。
3チーム編成や(アシスタントのライフオーガナイザー®山田久子さんのサポートも的確で素晴らしかった!
とくに院長先生や代診の先生のモノとの向き合い方や丁寧さが変わってました。スタッフ全体の士気が上がっております。⤴︎
結婚前にお片付け学べたって幸せだねーっていったら
「ほんっとありがとうございました」
ってニコニコして嬉しくって。
職場こそストレスを減らすために、環境の整備、動線の確認は必須でした。
片付けで仕事の質とスタッフの人生のシフトがおこりそうです。
方眼ノートでのシェアも、本当わかりやすく誠にありがとうございました。
片付けることで、どんどんやりたいことが叶います。片付けできないのは、うまくいく方法を知らなかっただけ。
知識と実践の一生モノの片付けスキルで、さらにお客様からの満足度が上がるクリニックになることを心から願っております。
スタッフに、地域に、皆で豊かに。
太田彰院長、太田侑佳先生、せきれい歯科のスタッフの皆様 ありがとうございました!
歯科クリニックの片付けサポートについて
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