大量に残された家族の遺品。
そして現在進行中の介護に伴う介護用品が積まれて、なんとなく毎日が息苦しい…
今回は1室まるまる遺品整理を行いました。どんな展開になったのか、実例でご紹介します。
目次
遺品整理を行いました
一軒家に遺品整理と介護用品の見直しに入りました。まずは2年前に亡くなった義母様の遺品整理から。
見直す前のお部屋はこんなご様子でした。
物置部屋と化しています。クライアントのMさんは「一度だいぶ処分したけど、まだまだ追い付いてなくて」とのこと。こちらのお部屋は基本空にしたいとのこと。
大量の膝下ストッキングと靴下が衣装ケースや引き出しから出てきます。分別して処分する手間も地味にかかる作業です。
亡くなった義母さんの服も大量にありましたが、同居中の義父さんの服も同じ部屋にあり、スーツなどはご家族の承諾のもと処分となりました。
タンスから栓抜き3本出現(台所に50本以上の栓抜きあり処分した過去あり)
扉の前に家具があって開けることができなかったところには、何十年と使われていないモノが眠っていました。
全部出して処分となりました。
未使用の大量のタオルは寄付に、
古い家具もお役御免となりました。
こちら3時間で一部屋終了です。
介護用品、服を見直しました
次に行ったのは、介護用品、義父さんの服の見直しです。
見直し前はこんなご様子でした。
ぱっと見てわからない、取り出しにくい、使いづらいスペースになっています。
義父さんの体調に合わせて、洋服を見直すこと、必要なものを選別していきます。
クリーニングから帰ってきたままそのままの洋服も、本人の思考が変わってきたこととカラダの可動域の変化でかなり厳選されていきました。
作業中に現れる、旅たたれた義母さんの気遣いにジーンときたり、時が止まったり。
なんでこんなにモノがあるんだろうか
そんな言葉を何度もお互い話してました。
作業終了近くに大量のモノの見直しで、クライアントのMさんは一時思考停止になりながらも、なんとか気になっていたところまで見直すことができました。
遺品整理の前と後
見直し前
見直し後
ふすまは取りました。布団も処分されるとのこと。
介護用品の見直しの前と後
見直し前
見直し後
見直し後
ラベリングも行い、週2利用のヘルパーさんも取り出せるように収めました。
出た処分品は過去最高量。(毎度更新中。)
終えた場所を見ながら
「ちょっと泣きそうになった」
そう話すMさん。
背負っていたものを手放す機会に、そしてこれから身軽に暮らせるイメージが湧いて、忘れられない素敵な現場となりました。
もったいない その本当の意味とは
時が止まっていた部屋、そこに置かれていたモノって、重ーい重ーい重ーーーーーーーーいエネルギーを放っています。
死んだら全部ゴミで燃やされる
生きてる間なら、いかされる場所がある
もったいないの本当の意味は、「使わないと意味がない」ってことなんだろうなと改めて思った現場となりました。
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※2023年サービス停止しています
追記
お昼ご飯にMさん特製のカレーをおすそわけいただき、作業後に義父さんとMさんと3人で食べたアイスは最高でした!
Mさん、ご馳走さまでしたm(__)m