災害時を想定したトイレを色々ためしてみよう!
ライフラインが止まった時トイレが流せない事態になると、備えておかないと「いろいろ詰む」のが想定されるトイレ事情。
一般的な防災トイレに加えて、いろんな選択肢があることを知っておくこと・経験しておくことで、出来るだストレスの少ないようにできるのはないだろうか?
そう考えて今回は無印良品の「非常用トイレセット(いつものもしも)」での排泄を試してみることにしました。
どんな経験ができたのか、リアルな感情とともに今回お届けします(`・ω・´)♪
最後までご覧ください。
災害時の使用では、匂いがきついため著者なら使用しない
いろいろ試してます☟
無印良品「非常用トイレセット(いつものもしも)」の概要
家庭の便座にセットする防災トイレ。
15回分1人だと3日分の目安です。厚みも2センチほどで、収納スペースをとらない仕様。
1つ990円です。
非常用トイレセット(いつものもしも)の中身
写真左のブルーが汚物袋で5枚入り。
白いのが給水シート。15枚入っています。
使い方は?
本体に汚物袋をセットした上で、排泄時はさらに汚物袋を1枚重ねます。
吸水シートを一枚引いて用を足します。
終わったらその上に新しい吸水シートをかぶせます。
4回行ったら、新しい汚物入れと交換します。
いざ実践!
実際やってみた
平日に著者しかいない状況で実践してみます。
1回目…お通じ(排便)
初回から大きな山がやってまいりました。
終わった後は吸水シートをかぶせて、また次に備えます。
2~4回目…お小水(排尿)
用足して吸水シートを重ねて、4回目終了時にたまった汚物袋を取り出します。
できるだけ小さく縛ってジップロックの袋に入れてみました。
実際やってみてどうだった?
に、匂いが…!
初回にいきなり匂いが出るものがでたことで、ずっとトイレ内に残っている状況になり、その上にさらにかけ続けていったため、
換気扇と消臭剤と消臭ビーズを置いていたが、結構パンチ力ある匂いが漂った
もし停電して換気扇が回っていなくて、真夏の暑い時期だったら…。
排せつ物がそのまま残っているトイレってどうなんだろうと、想像しただけで頭を抱えました。
さらに置いたらこうなった
4回分のものをジップロックの袋にいれて、匂いが出ないかもやってみました。
トイレの奥の壁側においておいたところ、2日で匂いが出てきました。
5日おいてみたところ、何も知らない家族から「トイレがなんか匂うんだけど、どこか汚れてる?」といわれる状況に。
外に蓋つきゴミ箱絶対いる!!!
非常用トイレセット(いつものもしも)の感想
排せつ物がトイレに残ったままという状況が心理的にきつく感じる
尿取りパッドでやったとき以上に、言葉にできない思いがあふれる事態になりました…。
吸水シートが大きいから前の分は見えないんだけども…。
この商品をおすすめする人としては、
- 毎回汚物袋を取り換えるのが面倒
- 自分のものだから4回分なら匂いは我慢できる
- スマートに防災トイレを備えたい
やってみないとわからないことの経験ができました!
防災トイレの最適解は
まず備えるなら、このタイプがよさそうだと現時点では思います。
ただ、この手のタイプにもデメリットはあって、
排泄袋が大きいため、ゴミとして容量が増える
1人5回ほど1日で排泄するので家族分だと結構な量がでます
燃えるごみとして出せますが、ゴミ収集が来るまで自宅に保管が必要になります。
「どこに」「どの容器で」保管しておくこともセットで考えておくことが必要となります。
無印で備蓄向きの商品は
今回の「非常用トイレセット(いつものもしも)」は著者にはデメリットが大きかったですが、これ以外にトイレで使える備蓄向けの商品が無印にはあります。
左は1つで5ロール分のトイレットペーパー。1つ180円です。
シングル・ダブルあり。
右はこの商品が4つパックになって599円。4つのロールでなんと20個分の容量があります。
5倍巻きなのでスペースが少ないトイレでも取り換え少なくできますし、防災備蓄に最適です。
今回の結論
▷結論
災害時の使用では、匂いがきついため著者なら使用しない
体を張っての検証をお疲れさまでした
もし超消臭もしてくれる吸水シートならアリかもしれません
スリムで収納できる防災トイレの使用は「さすが無印!」と思います。
しかし、実際使うには排泄後の匂いがでてしまう仕様になるので、ムジラーとしては残念ですが、著者はおすすめしないという結論に至りました。
一方で何も防災トイレを用意しないよりはあった方が絶対いいので、手に入る平時の今から備えておくことは全力でおすすめします。
今後も防災トイレの最適解を探していきたいと思います。
防災トイレはまずはこのタイプを用意しましょう
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