3・11。
誕生日の方、結婚記念日のご夫婦、何かの門出の方、おめでとうございます。
そして、歴史に残る日でもあります。
沢山の事実が教えてくれる教訓から、私のように震災を経験していない人向けに、これからに備えてまずできることを今回考えてみたいと思います。
目次
明日がくる保証なんてどこにもない
東日本大震災があったあの日、あなたはどちらにお住まいでしたか。
私は当時、実家の福岡に2歳の娘と帰省していて、父とNHKのテレビを呆然と眺めていた記憶があります。
繰り返し流れるテレビの映像に言葉が出ませんでした。
(イメージです)
日本に住んでいる以上地震などの震災は免れません。
きっとこれからは異常気象による天候による天災が増えていくのでしょう
頭ではわかっていても、どこか遠いことのように感じてしまいがちな防災対策。
明日が来る保証なんてどこにもないことを私たちは忘れがちだったりします。
沢山の備蓄リストから一番に用意するものは
なぜ行動に結びつかないのか。
それは1つに「揃えるのが面倒くさそう」というのもあるのではないでしょうか。
備蓄リスト見てそっと目を閉じる…
沢山の種類を家族分用意することは、エネルギーもお金もかかることです。ならば、少しずつ手に入るものから揃えていくのはいかがでしょうか。
まず一番に用意するもの。
それは何かご存じですか?
それは「水」です。
大震災後、電気は早く復旧しますが、水道は3週間以上かかるというデータがあります。
情報は取得できても生きていくための水がない。
食料の中で一番に確保するとしたら「水」ということが言えます。
一日に食べ物などに2リットル、清潔のために1リットル、計3リットルが1人に必要とされています。
4人家族なら、1日で12リットル
12×3日分=36リットル
2リットルの水6本入りを3ケースをまず用意です。
命の優先順位でモノの選別を
「いや、でもそんなに置く場所、自宅にないんです・・」
そんな声を聞くことがありますが、本当にそうでしょうか?正直、置く場所がないなんて言ってる場合ではありません。
使っていない役目を終えたものがいつまでも場所をとっているなら、これを機に前のめりで見直しましょう。
結婚祝いでもらった着ていない着物が入った桐たんす
引っ越し以来あけていない段ボール
以前はまっていた趣味のモノ
サイズアウトして着れない服
埃かぶった運動器具
いつか使うかもしれない そう思っていたモノといつか必ず使う水と、どちらが優先順位高いですか。
もし有事の際になれば、水が手に入らなくなるのは必須です。
だからこそ手に入る今、場所を作って用意しておくことが不可欠なんです。
↑我が家の押し入れの一例です
押し入れの3分の2を防災備蓄の場所としています。
支援はすぐに届かないから
知識があっても行動に移せなければ意味がありません。
大災害の際、支援が届くのは数日後。名古屋市では炊き出しが開始されるのは、4日後の予定で計画されているそうです。
自分の身は自分で守る。
それが、今生かされている私たちができる、震災で旅立っていかれた方が望むことなのではないでしょうか。
あなたのお家で、必要な水の量はどれくらいですか?
水を置く場所は、家族みんなで共有できていますか
家族と必要なものの話をしていますか
正常性バイアスを乗り越えて、小さな安心を得られる機会に。