歯科医院あるある!「片付ける人と片付けない人」が決まってしまう職場を解決する方法

歯科医師

片付け意識がスタッフによって違うようです…

歯科医院の現場でよくあるのが、

「決まった人だけが片付けをしている」
「自分ばかり片づけていると同じ人がイライラしている」

という状況です。

これは「性格の違い」や「気が利くかどうか」だと思いがちですが、実は『仕組み』の問題であることが多いのです。

この記事では、歯科医院で「片付ける人と片付けない人」が固定化してしまう理由と、その解決策をお伝えします。

同じような悩みがある歯科関係者の方はぜひ最後までご覧ください。

✔今回の結論

分かりやすい仕組みをつくることで行動の標準化につながる


目次

なぜ片付ける人が決まってしまうのか?

片付けが偏る原因は、次のようなことが考えられます。

  • 収納場所が決まっていない
     → 器具や材料の置き場がバラバラだと、「とりあえずここに置こう」となってしまう
  • 「誰かがやってくれる」という空気
     → 忙しい現場では、つい目の前の処置を優先してしまい、後片付けが後回しになる

    そのため、気になる人だけが片付け役になりやすい
  • ルールが共有されていない
     → 収納方法が人によって違うと、置き方にばらつきが出てしまう

このようなことから「片付ける人」と「片付けない人」が固定化されていきます。


解決のカギは「人」ではなく「仕組み」

「片付けてくれない」と人に不満をぶつけても、一時はよくなるかもしれませんが、維持が難しく元通りになってしまうもの。

スタッフ間で不満が生まれると、解消するまでに時間がかかることも少なくありません。

この問題を解決するのに大切なのは 誰でも片付けやすい仕組み を整えること。

つまり、個人の性格や意識に頼らず、全員が同じように動ける環境をつくることが解決の第一歩です。


誰でも片付けやすい仕組みになるポイント5つ

では、誰でも片付けやすい仕組みをつくるにはどうしたらいいのでしょうか?

ポイントは次の5つです。

1. 収納場所を決める

器具や材料の置き場を決めます。

決めた後は、院内に分散している物品をまとめて収納します。

2. 動線に合わせた配置にする

よく使うものは、使う場所の近くに配置します。

使用頻度が高いものは診療チェアの近くに、滅菌済みの器具は動線上に配置するなどします。

これで、取りに行く手間を減らすだけでなく、片付けもスムーズになります。

3.ラベルを貼る

収納場所が決まった後は、物品名をかいたラベルを貼ります。

ラベルがあることで「誰が見ても一目でわかる」状態になり、探したり戻す手間を劇的に減らすことができます。

4. 「片づけるタイミング」にルールを決める

「どのタイミングで片づけるか」を院内でルール化します。

例えば、

診療後は都度片づける

休憩前に使ったものを補充する

退勤前にすべて片づけて明日の診察の用意を行う

など、

「いつ」「どのように」を「全員で」考え共有することで、人による行動のムラがなくなり、習慣化しやすくなります。

5. 定期的に片付ける機会を設ける

歯の定期健診と必要性と同じで、毎日歯を磨いても自然と汚れや歯石は溜まっていくもの。

職場環境も同じで、毎日整えていても、時間が経つにつれ乱れてきたり「ここじゃない方がいいかも」などの改善点がでてきます。

そこで、月に1回、全員で棚や引き出しを確認したり、大掃除の機会に院内全体を細かくチェックし、収納場所が適切かをみんなで考えます。

物品が足りているか、ルールが守られているかなどをチェックすることで、職場の健康維持に寄与します。


仕組みが整うとどう変わる?

片付けの仕組みができると、次のような変化が起こります。

  • 探し物の時間が減り、診療効率がアップする
  • 「片付け役」の負担がなくなり、人間関係のストレスが減る
  • 新人スタッフが仕事を覚えやすくなる
  • 患者さんから「清潔で安心できる医院」という信頼を得られる

「片付け」は単なる整理整頓ではなく、業務効率や医院の信頼に直結する大切な取り組みなのです。


まとめ

いかがでしたか?

今回は「片付ける人と片付けない人」が決まってしまう職場を解決する方法」についてお伝えいたしました。

歯科医師

中々言いづらい状況ではありますよね

やまだ

「片づける仕組み」がスタッフ間の行動の標準化に寄与できると考えます

「片付ける人と片付けない人」が決まってしまうのは、スタッフの性格や意識の問題ではなく、仕組みが整っていないことが原因です。

収納のルールを作り、共有し、定期的に見直す。

それだけで「探さない職場」「誰もが気持ちよく働ける歯科医院」に変わります。

片付けのストレスがなくなれば、スタッフも診療に集中でき、患者さんにも安定した診療を提供することができます。

また、スタッフの職場の定着率の土台にもなります。

今日からできることを少しずつ取り入れてみませんか?

今回の記事が、スタッフ間の片付けに対する問題解決のヒントになりましたら幸いです。

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