予備の持ちすぎは「場所の無駄」!適正量を決める3つの基準

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歯科スタッフさん

在庫が院内を圧迫している気がします…

「在庫が切れたら大変」

そう思って多めに発注した結果、棚も床も段ボールだらけ……。

そんな光景に、心当たりはありませんか? 

バックヤードも在庫棚も、なんだか雑然とした空間になっているとしたら。

実は適正な量を知るだけで、「安心」と「広々とした空間」は両立できるんです。

この記事では、誰でも今日から実践できる3つの基準をご紹介します。

目次

「安心のための予備」が院内を狭くしている⁉

ユニット周りや棚に溢れかえる段ボール箱。

中を開けてみると、数ヶ月先まで使い切れないペーパータオルや、在庫しすぎた印象材——。

忙しい診療の合間にそれを見るたび、なんとなく気持ちが重くなる…という方は少なくありません。

「在庫が切れるのが怖いから、多めに買っておきたい」という不安は、とても自然な感情です。

でも、「多めに持つ」ことが、別のコストや手間を生んでいるとしたら、どうでしょうか。

「持ちすぎ」が経営と心に良くない3つの理由

① 場所のコストがかかっている

院内の1平米あたりの家賃を計算してみてください。

在庫の山が占めているスペースは、毎月「高い家賃」を払い続けているのと同じです。

物を置く場所にも、コストがかかっています。

② 探し物が増える

物が多いほど、本当に必要なものが埋もれてしまいます。

「あれ、どこに置いたっけ?」と探し回る時間は、診療や患者さんへの対応に使えるはずの時間です。

在庫が多いほど、実は業務効率は下がっていきます。

③ 期限切れによる損失

奥に追いやられた古い材料は、気づかないうちに使用期限を過ぎてしまいます。

「もったいない」と思って買い増した在庫が、結局そのまま廃棄——という損失は、積み重なると決して小さくありません。

プロが教える「適正量」を決める3つの基準

複雑な計算は不要です。

次の3つの問いに答えるだけで、ほぼすべての消耗品の適正量が決まります。

基準① 発注してから届くまでの日数を把握する

明日届くものなら、1週間分あれば十分です。

届くのに時間がかかるものだけ、多めに持つ。

これが在庫管理の鉄則です。

まず、各消耗品の届くまでの日数を確認してみましょう。

「実は翌日届くのに、1ヶ月分ストックしていた」というケースは珍しくありません。

基準② 月間消費量を確認する

「なんとなく多いと安心」ではなく、実際に1ヶ月でどれだけ減るかを計測することが出発点です。

意外と知らない「本当の消費量」。

一度計ってみると、思っていた半分以下だった、というケースがほとんどです。

数字を知ることで、適正量は自然と見えてきます。

基準③ 収納場所に「置く数」を決める

「ここに入る分だけ」と、収納場所自体を在庫量の上限にします。

棚から溢れたら、それは買いすぎのサイン。

人間の判断より、物理的な制約のほうが確実に機能します。

棚の大きさが「発注ルール」になるシンプルな仕組みです。

今日からできる!「見える化」の仕組み作り

基準を決めたら、仕組みに落とし込みましょう。

スタッフ全員が迷わず動ける状態にすることが大切です。

「ここまで減ったら注文」の発注点を決める

棚にテープを貼り、「このラインまで減ったら1箱注文」と決めるだけ。

担当者が変わっても、誰でも同じ判断ができます。

ベテランの経験や勘に頼らない仕組みが、院内を安定させます。

「古いものから使う」を徹底する配置にする

新しいものを奥に、古いものを手前に並べるだけ。

在庫の回転が良くなり、期限切れの廃棄がほぼゼロになります。

片付けのついでに、一度棚の中を入れ替えてみてください。

それだけで、明日からの在庫管理が変わります。

整理は「心の余裕」につながる

適正量を保つことは、単なる節約ではありません。

スタッフが動きやすく、患者さんに集中できる環境への投資です。

狭い院内が広く感じるようになると、仕事の効率が上がり、患者さんへの対応も自然と丁寧になります。

難しく考えず、まずは一つの棚から始めてみましょう。

「発注から届くまでの日数・月間消費量・収納の枠」——この3つの基準で、院内がかわるきっかけになりましたら幸いです。

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