災害時のご飯づくりを知りたいです!
普段食べ慣れている食材を使って、災害時でもあたたかいごはんが食べられるパッククッキングをご存じですか?
今回「パッククッキングが初めて」「どういうものかを知りたい」という方に向けの実践シェア会を開催しました。
開催された当日の様子と参加者さんのご感想をお伝えします。
防災シェア会~パッククッキング編~の概要
鍋一つで米一合、メインおかず、ゆで卵を作り、紙コップにお湯入れるだけの簡単味噌汁、副菜までを実際に作ります。
今回ぎふMAMAオリーブ防災の主催者である高島久美子さんが特別講師として来てくれることになりました。
私がパッククッキングを知ったのも久美子さんが開催したオンラインのこの会がきっかけでした。
パッククッキング体験会の内容
・パックキングの特徴や注意点は?
・パッククッキングをやってみよう
・みんなで実食!
・非常食おやつも試食
当日の様子
当日はパッククッキング初めてさん2人の方にご参加いただきました。
「パッククッキングがはじめてです」
「アイラップを持っているけど野菜の保存でしか使ったことがないです」
そんな初心者さんに「パッククッキングとは?」「パッククッキングの注意点」などをお伝えしていざ実践です。
メニュー内容
ライフラインがすべて止まっている状況での調理を行うため、ガスはカセットコンロ、水はペットボトルを使用。
今回のメニューは、
ごはん
高野豆腐とショートパスタの塩こうじトマト煮
ゆで卵
かんたんお味噌汁
久美子さんから提供いただいた「尾西のおにぎり」も一緒に作ってみることにしました。
パッククッキングに使うのが「アイラップ」
今回パッククッキングで使ったポリ袋は「アイラップ」です。
混ぜて良し、調理に良し、冷蔵・冷凍保存に良し。
使うと便利しかない調理アイテムです。
パッケージが特徴的♪
アイラップがどう使えるのか知りたい方はこちらをご覧ください☟
調理中の様子
まずは尾西のおにぎりから。
アルファ米を使用した非常用おにぎりで、水もしくはお湯を注いで指定時間まで待つと1個分のおにぎりができます。
非常食おにぎりをセットしたところで、アイラップを使って調理スタート!
みんなで家庭科の調理自習のように楽しく進んでいきました。
パッキングしたものをお鍋へイン。
火力に注意しながらタイマーをセットします。
シャトルシェフの活用でガス火節約
パッククッキングをする際、しばらくお鍋を火にかけておく必要があります。
しかし、ライフラインが止まった状況でのカセットボンベの利用はできるだけ少なくしたいもの。
そこで使えるのが『サーモス・真空保温調理器シャトルシェフ』!
保温力が高いので、ある程度沸騰したら鍋をシャトルシェフにいれて高温のまま保温調理ができるすぐれものです。
普段からガス代の節約にもお役たち。
今回、山田が普段から使っているシャトルシェフを使って保温調理で行いました。
家族4人でちょうどいいサイズ(山田家愛用)
大きめサイズ
うちのシャトルシェフは10年以上前に懸賞で当選(≧▽≦)してからずっと使っているのですが、保温力が落ちないんです。
しかも肉じゃがなども煮崩れなし!
コスパ良すぎです‼
出来上がりの様子
やけどに気をつけながら袋からおかずやごはんを出して、大きめのさらにラップを敷いて載せていきます。
好きな具材をいれたカンタンお味噌汁も完成。
皆さんで「いただきます」♪
入れるだけカンタンでおいしい~!
トマト煮でいれたショートパスタは水分を吸ってゴミ捨ても簡単。
キャベツとコーンの塩もみは程よく水分がぬけて、納豆昆布や塩昆布の良さを感じる一品に。ずっとぽりぽりしていたい。
ゆで卵は、平飼いされている卵を今回使って黄身が黄金の輝き!
あたたかく飲みなれたお味噌汁は心もゆっくりほぐしてくれるよう。
尾西のおにぎりは今回水を入れたのですが、ちょっと水分多いおにぎりといった食感で、おいしくいただきました。
普段食べなれている味で安心感も得られましたよ~。
すごいカンタンじゃん!
ご飯は炊飯器に比べるとアレだけど、炊けるのはいいね!
などいろんな気づきがあった体験会となりました。
非常食のおやつも食べてみた
久美子さんからご提供いただいた尾西のライスクッキー(5年保存)と無印のチョコようかん(7年保存)、そしてお差し入れでいただいた大福を食後のおやつにいただきました。
ライスクッキーは米粉で作られていて、食感はサクサクでとても美味しかったです。
無印チョコようかんは、備蓄できないおいしさ(≧▽≦)。
私の感想は「チョコテリーヌにような滑らかさ」です。
いちごやパイナップルなどの大福もとってもおいしくて大大大満足なお昼ご飯となりました。
ごちそうさまでした♪
防災アイテムをご紹介いただきました
久美子さんが持参くださったのはこちら↓
『モーリアンヒートパック』という商品で、レトルトパウチや缶詰をこの中にいれて温めるというもの。
加熱袋の中に、発熱剤をセットし、温めたい食材等を発熱剤の上に置いて、水を入れるだけです。高温の蒸気が袋の中に充満し、15分から20分程度で中にあるものを温められます。
従来の生石灰を用いた発熱剤と違い、温度コントロールに優れており、安定した持続的なエネルギーで飲食物を加熱します。使用する水は水道水や井戸水、ミネラルウォーターはもちろん、川や池の水、雨水でもOKです。
モーリアンヒートパック ウェブサイトより引用
非常時やアウトドアなど、電気や火を調達しにくい場所でも、温かな食事を召し上がっていただくことができます。
水さえあれば火を使えない場所でもあたたかい食事がとれるという優れものです。
あとはこちら↓
『ペット防災』について学べるカレンダーです。
災害時のペットの避難をどうするかが分かりやすく記載されています。
参加くださった方からいただきました♡感謝!
こちらのカレンダーは今年は配布終了しているようですが、来年度分の受付が始まる様子。
詳しくはこちらをご覧ください☟
パッククッキングやってみてどうでした?
今回の気づきとして、
▷ゴミが結構出るので、災害時の保管どうする?
▷やっぱり水は必要
などがありました。
実際今回でたゴミはこちら☟
4時間の滞在中、大人4人でゴミ袋いっぱいのゴミと調理で3リットルの水使用、飲み物は1.5リットルの消費でした。
実際見てみると実感しますね
参加者さんのご感想
「パッククッキングも、お家防災見学も、ペット防災も、みーんなすごく楽しかったです♡
忘れてることも、新しい気づきもたくさん学べました。」
「今日はありがとうございました♡
とっても楽しくて、美味しくて、ためになり、最高でした。
山田邸にお邪魔することができたのも嬉しかったです〜
「今日はありがとうございました〜! めちゃくちゃ有意義で、楽しい時間でした!!
あすみんの新居にやっと行けてそれも幸せ♡
帰宅した息子がお腹すいたーって言うもんだから、トマト煮あるよ?食べる?って出したら うんめぇ!うんめぇ!と食べてました。笑
これアイラップで作ったんだよー!すごくない?って自慢する私。笑
今度一緒に作ってみようねって話も盛り上がり、お腹が満たされてすぐに宿題を済ませるという良いルーティーンまでいただきました♡♡♡」
開催後、いただいたご感想の中に「いつまでにこれやります防災宣言」を皆さん書かれていまして、行動につながるきっかけになったようで心から嬉しく思いました(感)。
安心安全につながる機会になりましたら嬉しいです☺
無印にも湯せんができるポリ袋があります
こちらも今回使用したアイラップと同じように使えます。
40枚入りで99円。
1枚ずつ取り出しやすいロールタイプです。
店舗によって在庫がないところがございますのでご注意くださいm(__)m
今回使ったものはAmazonで購入できます
パッククッキング体験会で使った商品はAmazonで買うことができます。
一部ですが、こちらでご紹介します。
【アイラップ】食品保存や調理にお役たち
アイラップ公式本
【シャトルシェフ】家族4人でちょうどいいサイズ
【おにぎり】非常時や登山、キャンプなどでも
【ライスクッキー】アレルギー特定27品目不使用
【とうふ】常温保存できるおいしい豆腐です
【モーリアンヒートパック】レトルトパウチのあたために最適
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