歯科医院の防災対策や行動基準の明確化をしたいです
「水や食べ物はあるんですが、いざという時の行動が決めてなくて。どういう方向ですすめたらいいか一緒に考えてくれませんか?」
先日このような防災対策についてのご相談をいただき、歯科医院向けの防災対策について研修を行うことになりました。
今回は防災研修の内容と当日の様子をお伝えします。
スタッフさんからの問いかけがきっかけでした
ご依頼いただいたのは、愛知県安城市にあるせきれい歯科クリニック様。
(お写真お借りしました)
せきれい歯科クリニック様に片付けサポートに入った初回の様子はこちら☟
Googleの口コミ評価も大変高く、新しい技術と丁寧な診察で予約が取りにくい大変人気の歯科クリニック様です。
せきれい歯科クリニックの太田院長より、
「スタッフから災害時の行動などの取り決めがないので、一度考えたいといわれたんです。
防災対策を含めた行動基準などを教えていただけませんか」
とのご要望があり、現在のせきれい歯科様の備えを踏まえて、当日ワークもはさみながら防災研修を行うことになりました。
平時の今だからこそやっておこう
当日は朝9時から2時間の内容で研修スタート。
いつもは歯科専門片付けコンサルタントとして整理収納サポートに入っておりますが、今回は防災危機管理アドバイザーとしてお話させていただきます。
なぜ防災対策が必要なのかを共有したのち、事業所における備蓄の目安や何を供えておいたらいいのかもお伝えします。
ワークでは、3つのグループに分かれて意見交換をしていきました。
施設内に備えておきたいものは?
「防災ラジオ」「ひざ掛けを増やしたい」「防災トイレも増やしたい」などなど…。
市外からお越しくださる患者様のことも考えてのご意見もあり、視野の広さと思慮深さに感動する場面も。
緊急で決まる休診のお知らせを、どうやって行うか、また誰が担当するかなどより具体的に進んでいく様子に、普段から定期的にしっかりと時間を取ってミーティングをされているからこそのスピード感を感じました!
何時でも買えるおいしい備蓄を食べてみよう
今回は
- カバンの中やロッカーの中にいれておいても中身が崩れにくい
- どこでも手に入る
- 賞味期限が半年以上と長い
ものでローリングストックにもなるお菓子や食べ物を用意し、試食していただきました。
いつもの慣れ親しんだ味が、災害時の心の安寧につながります。
持ち歩ける安心をぜひセットにされてくださいね♪
備えておくといいものを実際ご紹介します
研修では、自宅で私が実際使ってよかったものや備えているものをご紹介させていただきました。
防災トイレや携帯トイレ、LEDランタンや防災ラジオ、キーライトにモバイルバッテリーなどなど。
研修後、購入できるサイトのリンクも送らせていただきました。
施設内の防災設備の充実につながりましたら幸いです。
これからやってみたい防災対策は?
最後のワークでは「せきれい歯科様でやっておきたい防災対策は?」をグループで話していただきました。
備蓄の確認を半年に一度行いたい
避難の順番も確認したい
重たいものは上に置かないようにする
9月1日の防災の日にあわせて年に1回食べ物や落下の恐れがないかなど確認したい
救急講習を受けてみたい
いろんな「命の安全につながること」が出されて、お一人お一人の防災意識が高まった印象をうけました(感涙)。
せきれい歯科様のここがすごい!
せきれい歯科様では、ウォーターサーバーやオフィスおかん(置き型社食で1品100円!)という食材備蓄があり、防災トイレも購入済み。
災害時にもそのまま使える備蓄は基本ができていて、さらに防災対策を強化したいという意識の高さ…!
スタッフさんと患者様の命の安全を第一に考え、BCP対策としても必須の防災への取り組みをすでにされていて、私も学び多い時間となりました。
ここまで備えているせきれい歯科様は本当にすごいです!
ご感想をいただきました
<太田彰院長より>
あすみ先生昨日は色んな気づきを与えていただきました!
本当にありがとうございました!
平時でしか考えられないことを考えるキッカケになりました!
またスタッフたちと議論してよりいいルールをつくっていきます!
<防災担当スタッフAさんより>
明日美先生ありがとうございました。
学んだことを今後にしっかり生かしていきたいと思います。
平時の今から一つずつ備えてまいりましょう☺
おわりに
歯科医院の防災研修は、歯科医院様のお悩みやご希望に合わせて作成しております。
研修内容はこちらよりご覧いただけます
歯科医院の防災対策を考えたい見直したい方は、お気軽にお問い合わせください。
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