片づけの講座を開催していて気づくことがあります。
「あ、この人、自分で片付けできるだろうな」
「この人は、自分で片付けが難しいかもしれない」
これはもう直感としか言いようがないのですが、その方の言動や講座のご感想をいただいて感じることです。
自分でできる人、できない人の違い。今回はそのことについて考えてみたいと思います。
「自分の設定」はどうなっているか
自分でできる人、できない人の違い。
それは「とにかくやってみる」という意識の違い
それだけということに気づきました。
片付けできる人は本当に早く、講座内容を生かして早速片付けます。
一方で「私は片付けできない人間だ」という自己設定が強かったり、普段から色々考えすぎて行動に移せない人は、片づけだけでなくビジネスなどのほかの講座の後も内容を生かすことができない傾向が強いです。
「できない前提」が生き方の初期設定になっている。
だから、やってみるという選択肢が出てきにくいし、怖いのではないでしょうか。

うまくいかない理由はそう言われてきたから?
先日、初めての試みとして「オンラインで」片付け家庭教師のモニターを始めました。
そしてその翌日は「リアルで」片付け家庭教師としてご自宅へ伺い、親子さんと片付けを一緒に行いました。
お子さんを見ていると、とにかく判断が早い。
「もったいない」とか
「捨てたら悪い気がする」とか
「何かに使えるかもしれない」という
モノが主役の価値観があまりない世代なので、親がびっくりするほどサクサクと進んでいきます。

そして振り返ると自分で選んだものが自分の手できれいに整った状態で並び、親から見るとそこでいいのか?と思う場所でも、うっとりと眺めるお子さんたち。
大事なことは「自分で決める」
この選択ができたこと。
もし片付け最中に、親御さんが「それ捨てなさいよ」「もったいないじゃない、とっときなさい」そう言ったら、お子さんはどう思うと思いますか?
・・・
・・・
「お母さんが(お父さんが)いいというモノしか残しておけないんだ」
自分の選択に自信をなくし、指示待ちでしか動けない
そんなことにもつながってしまうんです。
これが続くとどうなるか
「お母さんが言ったからそうした」
「そういわれるから仕方なく」
そう、だれかのせいにしてしまう思考回路が作られていきます。
「起業の先生がそう言うから自分はやりたくないけどやらなきゃ」
「この生きづらさは〇〇のせいだ」
「うまくいかないのは〇〇が売れてるからだ」
はい、以前の私です。( ;∀;)

自分がうまくいかないことを周りのせいにしていました。
そのほうが楽だから。
変わらなくて済むから。
大切なことはゴールを見つけること
そうしないと生きてこれなかったことも、人の手を借りて分かるようになりました。
まずは自分を責めてしまう自分も、動けないことも「責めている」「動けない」ことをそうなんだ、と認めること。そこにジャッジはせず、ただただ、受け止める。
そしてご自身に問いてみてください。
「私が本当に望む毎日って、何?」
答えが出て動けたら、
動けなかったことは、将来的に自分しかもっていない宝の原石だったことに気づくことも。

うまくいく方法を見つけるために
お子さんたちに伝えていること。
「一回片付けしてみてモノのお家を決めてみて。
なんかしっくりこなかったらお母さんと一緒にもう一度やってみて。
片付けの正解は、自分のやりやすさだから。
そこが見つかったら、今よりもっともっと早く楽にできるようになるよ。
何度でもやってみてね。
応援してるよ。」
やってみてうまくいかなければ、どうしたらいいかを考えてまたやってみる。
これは、普段のモノの片付けだけでなく、心の整え方にもつながります。
いつもどんな時もしなやかに自分らしくいられる
そのスタートは「うまくいく方法をやってみる」こと。
誰でも初めてがあって、うまくいくかどうか。できない気持ちが強いなら、教えてもらって続けられる環境に身を置くことが有効です。いろんな思い込みが外れるのは行動することが最短だから。

ご自身の選択に自信が持てる
そんなきっかけを片付けで応援しています(^^)